LINE虎BLUE　Salt Water Fishermen

ひょっとすると今年最後になるかもしれない青鬼との釣行

ヒラスを狙って磯歩記を考えていたがどうも波が立ちそうな予報である

もし今年最後なら・・・そこで久しぶりに生月でのヒラスズキゲームを楽しむ事にした

北九州から片道約4時間、到着後に2時間程仮眠をとり窓の外を見るがまだ真っ暗である

しかしその暗闇の中でも岸際が真っ白にサラシているのは確認出来る

2人はヒラスズキゲームを確信し、青鬼もRB 100XR-1でなくWB 113Rをチョイス

ミノーをセレクトしてまだ暗い地磯の入り口へと降り立った



地磯への入り口に立った私達が目指す岩場の方へ目をやると、人を飲み込んでしまいそうな波が当たっているのが確認出来た

まだ足元も見づらいし危険と判断

しかしここでヒラの出そうなプール状のサラシがあり青鬼がチェックを始める

私もその先の良いサラシにミノーを打ち込む

2人は思いもしない早い段階でのヒラ？のバイトに驚いた

青鬼のヒットの声を確認し俄然やる気が沸いてくる

私もダブルヒットを狙いキャストを続ける　が・・・

『違う！これヒラスや！！』

と青鬼から予想外の宣告を受ける

薄暗い中激しくベンドカーブを描くWB 113Rと腰を落とし走りに耐える青鬼が確認出来る

一気に150ｍ程のラインが滑り出て行く

海に体を持っていかれない様に腰を落とし続け、ついに尻が岩に着くほどになった

ジワジワと寄せに入りラインの放出量もスタートラインに戻ってきた

しかし数分間の格闘はフックアウトという無念の終わりを告げた

私はドラグノブを締め込みながら自分の立ち位置へと急いで戻る

群れで入って来ている事を願いミノーをキャストする

その願いが通じ数投でヒットへ持ち込む

直後から激しく首を振り一気にシャローを横に走り出す

この出来事は幻かの様に私のファイトは数秒で幕を閉じた

ヒラスズキゲームの45lbのリーダーがズタズタになっていた

生月の朝まづめのゲームは完敗で終わった



日が昇り始めヒラスの気配はすっかり無くなり、ヒラスズキに気分を戻しゲームを再開する

明るくなり地磯に入ると岸際は濃いサラシに覆われている

暫くは何の反応もなかったが、その岸際のサラシの中で何者かがボイルした

青鬼がヒラをヒットさせエラ洗いしているのかと思ったが彼はキャストしていない

私は岸と平行気味にキャスト

青鬼にもその事を告げ正面からキャストしてもらう

一発で彼のミノーに喰ってきた

ロッドはベンドカーブを描いてはいるが先ほどの様に苦労はしていない

私も自分の正面へとキャストすると直ぐにヒットした

先ほどに比べると全く重量もトルクも無い

時間を掛けずに一気に寄せてブチ抜く

1本を獲った事で練習したいものを試してみる事に

このような荒れた状況でペンシルで喰わせたい

波のタイミングを見てキャストする

風や波にラインを流されペンシルは水面を滑り続ける

難しい・・・　そこで視点を変えてみる

喰わせのポイントのみ見せることに変えてみた

着水してペンシルを泳がせ滑れば回収

しかしこの作戦が成功　

ココって思った所では着水して1～2ｍあればチェイスしてくる

この練習で魚を追加し今回の生月釣行を終える事にした



2～2.5㎏のヤズ

結局今回ヒラスズキとはバイトすら無く出会うことは無かった

釣果は全くの異魚種となってしまったが経験値はアップしたように思える



青鬼タックル
　ロッド：MC works'　WB 113R
　リール：ステラSW 5000XG
　ライン：UVF　ソルティガ　8ブレイド+Si　＃3-50lb
こもサスタックル
　ロッド：MC works'　WB 113R
　リール：ステラSW 6000HG
　ライン：ガリスジグマンX4　＃3-40lb


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